偉大セグカミディンラッシャ

ポケモンSVシーズン10最終447位「偉大セグカミディンラッシャ」

1.はじめに

初めて構築記事を書きます。らむたと言います。今回は、目標にしていた最終500位内を達成できたので、記念に構築を紹介しようと思います。

2.コンセプト

・ディンルーが初手に呼ぶ「パオジアン」「ウーラオス」をセグレイブで倒し、裏のハバカミ+イダイトウで勝ち切る。

・ディンラッシャ+イーユイでサイクルを回し、イーユイを通す。または、数的有利をとりTODで詰め切る。

3.構築経緯

シーズン中盤にオーガポンが参入し、ステロの通りが良くなった点、環境が物理に寄っている点からディンルーヘイラッシャイーユイの、ステロあくびを用いたサイクルや、数的有利を取ってからのTODが決まりやすいと感じたため採用した。

しかし、試合数を重ねていくと、ディンルー+ヘイラッシャの並びが、零度パオジアンを強く呼び、サイクルを回せずそのまま負けることが多くあったため、スケイルショットを貰いパオジアンに対面で勝てるようになったイカサマダイスセグレイブを採用した。

セグレイブの採用に合わせて、サイクルだけでなく対面的な選出も用意し、対応範囲を広げたかったため、セグレイブと攻めの相性がいいハバタクカミを採用した。加えて、ハバタクカミとの相性が良く、テラスタルが無くても多くの敵に対面で勝つことが出来るイダイトウを採用し、構築が完成した。

4.個体紹介

ディンルー

テラスタイプ:どく
性 格:わんぱく
特 性:わざわいのうつわ
実数値:261-131-171-×-111-77
持ち物:オボンのみ
技構成:じしん/カタストロフィ/ステルスロック/ちょうはつ

素早さに努力値を割いた挑発ディンルー。実数値77まで振ることで、ほとんどのディンルーミラーで上から挑発を打つことが出来た。挑発があることで、受けループやキョジオーンに戦うことが出来る。

ヘイラッシャ

テラスタイプ:フェアリー
性 格:わんぱく
特 性:てんねん
実数値:257-121-171-×-95-57
持ち物:たべのこし
技構成:ウェーブタックル/あくび/まもる/ねむる

何でもできる万能クッション。数的有利を取った時の詰め性能、あくびによって相手の選出を割る、ステロで相手を削る性能、などなどこの1匹がいるだけで、イーユイを通す勝ち筋が見えやすくなる。このポケモンを使っていると、取り敢えずあくびを押したくなるが、ウェブタを打って相手を削っていれば、イーユイの圏内に入っていたという場面が何度かあったため、ウェブタで相手を削るか、あくびで流すかの判断は慎重に行う必要がある。

イーユイ

テラスタイプ:フェアリー
性 格:おくびょう
特 性:わざわいのたま
実数値:131-×-100-187-140-167
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:あくのはどう/かえんほうしゃ/オーバーヒート/テラバースト

最速CSイーユイ。ステロを蒔いた際の制圧力が凄まじく、最後にこのポケモンを通して勝つ展開を多く作れた。フェアリーテラスにすることで、炎技を受けに来るドラゴンタイプ(ガブリアスカイリューなど)に大ダメージを与え、相手のサイクルを破壊できる。

セグレイブ

テラスタイプ:ゴースト
性 格:いじっぱり
特 性:ねつこうかん
実数値:191-216-112-×-106-139
持ち物:イカサマダイス
技構成:つららばり/テラバースト/スケイルショット/こおりのつぶて

意地ASセグレイブ。この構築のMVP。スケイルショットを覚えたことで対面性能が大きく上がり、多くのポケモンに対面で勝てるようになった。

ウーラオス:ゴーストテラスを切りながら、スケイルショットで上を取り、2ターン目でで倒す。

パオジアン:テラスなしで、聖剣を耐えるためテラスなしでスケイルショットで上を取り、こおりのつぶてで倒す。(スケショ4回+つぶてでASパオジアンを倒せる)

これらのディンルーが呼ぶポケモンを倒し、裏の対面選出で勝ち切る動きが本当に強かった。ゴーストテラスは、格闘技を空かすだけではなく、「1匹倒した後に出てくるカイリューの神速を空かし、つららばりでそのまま倒す」という展開を何度も作りイージーwinを量産してくれた。

また、耐久を全く振っていないが、耐久が高くハバタクカミのムーンフォース、パオジアンの聖剣をテラスなしで一発耐えることが出来る。

ハバタクカミ

テラスタイプ:みず
性 格:おくびょう
特 性:こだいかっせい
実数値:153-×-107-157-156-179
持ち物:ブーストエナジー
技構成:ムーンフォース/たたりめ/いたみわけ/でんじは

最速オーガポン抜き、あまりHB電磁波ハバタクカミ。電磁波が最強技で、何度も麻痺バグで試合を拾った。麻痺を入れられた相手は、毎ターン25%で動けないというのが本当におかしいと思う。主な役割は、セグレイブが削ったポケモンを倒し、最後のポケモンに電磁波を入れ、イダイトウに繋ぐこと。Sをオーガポン抜きまで振ることで、相手のブーストエナジーカミの上を取っていることが多く、試合を有利に進められた。

イダイトウ

テラスタイプ:ノーマル
性 格:いじっぱり
特 性:てきおうりょく
実数値:195-180-86-×-95-130
持ち物:きあいのたすき
技構成:たきのぼり/おはかまいり/みがわり/アクアジェット

 意地AS火力おばけポケモン。電磁波との相性が良く、身代わりで痺れを待ったり適応力滝登りでまひるみを狙ったりできる。最後に1対1の対面にもっていけばほとんど勝つことが出来るほど火力がオバケ。カイリューのノーマルテラス択がめんどくさいが、ハバタクカミの圧力で、先にノーマルテラスを切らせる展開が多く、あまり拓にはならなかった。

 しかし、ステロを蒔いて上から殴る、悪ウーラオスミミッキュなど、イダイトウの対策もしっかりされており、すべての構築に投げるようなことは出来なかった。

 身代わりを採用している理由は、重い受けループに対抗するため。

きつい相手

ランドロス

相手にランドロスがいると、セグレイブが仕事をできなくなるため、セグカミイダイトウの選出が出来なくなり辛い。

ハッサム

セグレイブが対面で勝つことが出来ず、裏のカミもハッサムに弱いため、セグカミイダイトウの選出が出来ない。加えて、叩き落とすを覚えたことで、ラッシャの食べ残しや、ディンルーのオボンが叩かれ、サイクルが苦しくなる。

受けループ

イダイトウで拓を通して勝つことを狙うが、ヘイラッシャとクレベースが同時に選出されていると、イダイトウが止まり負けるため、無理寄り。

選出

まずセグカミイダイトウの選出を考えます。

相手に、ランドロスハッサムが居ないかつステロも蒔かれなさそうな時

相手に、ランドロスハッサムが居る時

対受けループ

@1

初手のドヒドイデに対し、毒テラスしながら挑発をして、相手を削りイダイトウを通します。相手はラッキーとヘイラッシャで滝登りとおはかまいりを空かすサイクルをしてくるので、交換読みでどちらかを倒すことが出来れば勝てる。

キョジオーン


キョジオーンにディンルーで挑発をいれ、キョジオーンの体力を4割くらいまで削れば、イーユイの悪の波動、ヘイラッシャのウェーブタックルで倒せる。

他にもステロが刺さっているときなどは、の三体を出す時もありました。

 

さいごに

初めて構築記事を書いてみて、こんなに時間がかかるとは思っておらず、夜通しでポケモンをした後に構築記事を上げる上位勢の方々の凄さを感じました。来シーズンからはルールが変わり、いちばん好きなポケモンであるクワガノンが使えるので、クワガノンと一緒に楽しくポケモンできたらいいなと思っています。